まず、製作全般に渡ってお世話になるこの製品の紹介です。金属フレームのラジコン製作にとって、地味ですが非常に重要なケミカル製品がこれです。
”ネジやま救助隊”とか”ゆるみ止め”と書かれていますが、いわゆるネジロック材です。
”空気しゃ断硬化型金属用固着材”というのは、ネジに締め付けられて空気がなくなると固まる性質をもったものということです。
大昔(櫻が小学生の時)にワイルドウイリスを作った際、タミヤのネジロック材を使用しましたが、それは青色の液体でした。
この”ネジやま救助隊”は赤色の液体です。
アクスルハウジングは、よくある2分割のものを合わせて作るタイプではなく、一体形成になっています。
しなやかさが無く、とても硬そうな素材でできています。
シャフトやベベルギヤは、タミヤの同種のパーツと同じように見えます。
ベベルギヤにベベルギヤ・シャフトを通して、Eリングで固定させます。
タミヤのラジコンと同じ作り方ですね。
ベアリングの組み込み。
左右のドライブ・シャフトを通る穴にもベアリングを入れます。
ベベルギヤ・シャフトを通す軸受けとしてもベアリングを入れます。
Gmade(ジーメイド)SAWBACKの軸受けは全てベアリングです。
Gmade(ジーメイド)SAWBACK ラジコンキットは、標準でフルベアリング仕様になっています。
収まりも大変良く、ハイクオリティのタミヤのラジコンと遜色がありません。
このままスムーズに製作が進みますように(祈)
アクスルハウジングに、ベベルギヤをの組み込みます。ここもスムーズです。
グリスは付け過ぎですね(笑)
拭き取るのも勿体無いないので、そのままにしておきます(笑)
フロントアクスルを作り込んでいきます。
ステアリング部のCハブは樹脂パーツです。
丁寧にバリを取り除きます。硬く繊維質な感じです。
このパーツの素材も、アクスルカバーと同様のものだと思います。
ベアリングを組み込んでから・・・
Cハブを取り付けます。
ネジロック材を忘れずに付けて・・・
ナットで留めます。
ちなみに、このナットもロックナットになっているので、そもそも緩みにくいものではあります。
フロントアクスルの作り込みが続きます。
デファレンシャルカバーは金属製です。やっぱりメタル製品は印象が良いです。
見た目だけでなく、取り付けている時の重量感もこれまたいいんです。
ドライブシャフトを差し込みます。
何のトラブルも無く、すんなり入ります。
外国製のラジコンって”いろいろ”大変だよね。っていう印象を持っていましたが、完全に偏見だったと反省。
もう、”made in Japan だけ”っていう時代じゃないのかもしれませんね。
次に待っているアメリカ製のラジコン、AXIAL(アキシャル)のSCX10も、妙に構えて製作を始める必要はないんじゃないかと思いはじめました。
メタル製のデファレンシャルカバーを4本のビスで固定します。
プラスネジなのがちょっと残念。
デファレンシャルカバーは、シャーシの顔みたいなものですので、傷をつけないように慎重にネジ留めします。
フロントアクスルの製作も終盤に入りました。
ナックルアームの取り付けです。
これ、櫻はタミヤ流に、アップライトと呼んでいたんですが、ナックルアームっていうのがワールドワイドな呼び名なんでしょうかねぇ。
あるいは、差している範囲が違うんでしょうか。
ナックルアームにベアリングを装着。
気持ちのいい装着感です(笑)
ホイールアクスルをナックルアーム通します。
この辺はタミヤのラジコンと同じですね。
フロントアクスルの完成です(喜)
いやはや、これだけでもカッコイイですね!
(これだけじゃ何もできませんが(汗))
今度は、リヤアクスルの作り込みです。
ドライブシャフトにEリングをはめ込み・・・
ベアリングを差し込んだアクスルハウジングにドライブシャフトを差し込んで、リヤアクスルアダプターを取り付けたら・・・
デファレンシャルカバーを取り付けて・・・
リヤアクスルの完成です(喜)
フロントアクスル、リヤアクスル合わせても、あっという間にできてしまいました。
さぁ、ここがGmade(ジーメイド)SAWBACK ラジコンキット製作の醍醐味のところです(ここが醍醐味って思うのは櫻だけではないでしょう(ニヤリ))。
リーフスプリングの取り付けです。
Gmade(ジーメイド)SAWBACKのスプリングの硬さは、リーフスプリングの数や、ナイロンストラップを使った固定の仕方により、ソフト、スタンダード、ハードの3種類の硬さが選択できます。
櫻は、2枚のリーフスプリングを重ねるだけのソフトを選択しました。
画像は、リーフスプリングパーチと呼ばれるメタルパーツでリーフスプリングを挟み、Uボルトと呼ばれるU字型のボルトで固定しようとしているところです。
このUボルトを留めるのがまた大変でした。
1箇所4点固定 × 4箇所 で 16箇所留めますが、途中で指が痛くなってしまい、軍手をしてボルト締めをおこないました。
Gmade(ジーメイド)SAWBACK ラジコン製作の醍醐味の部分だったのですが、製作の中で一番大変でした(笑)
ボックスドライバーがあったら楽だったんでしょうね。
使用している道具は、タミヤのラジコンキットに付いてくる十字レンチです。
Gmade(ジーメイド)SAWBACK キットにもナットを締める道具が付いてきますが、樹脂製で、途中でナメでしまいました。
頑張って(笑)リーフスプリングを装着させました。
フロントアクスルにサーボマウントを固定します。
サーボマウントの下にスペーサーを入れてから長い(25mm)ビスで固定します。
次はサーボを取り付けます。
Gmade(ジーメイド)SAWBACK
ラジコンには、もちろんRCメカ(プロポやアンプなど)は付きません。それは、キットとしては普通ですが、サーボホーンも付いていませんでした。
用意したのは、次に製作を予定している、AXIAL(アキシャル)SCX10に添付のものです。
SCX10には、純正のアルミ製のサーボホーンを使用する予定です。
今回取り付けたサーボは、TRAXXSAS(トラクサス)の防水サーボです。トルクは少な目ですが、Gmade(ジーメイド)SAWBACK
は、標準仕様のままでハードなロッククローリングはしないと思いますすので、ひとまず川原なんかでも水を気にせず走行させることをイメージしました。
普通のサーボも割と簡単に、それほど費用もかけずに防水使用にすることができますが、それは、AXIAL(アキシャル)SCX10の製作の時に記載したいと思います。
サーボの取り付けが完了しました。
クローラーは、ステアリングサーボをアクスルに直に取り付けますが、これ、かなりカッコイイですよねぇ!
ただ、サーボの色は、ブラックの方が櫻の好みです。今回は、機能を重視してTRAXXSAS(トラクサス)の防水サーボを選択しました。
ステアリングロッドを作ります。
ロッドエンドは、孔にドライバーを通してクルクル回して取り付けると楽に取り付けられます。
ロッドエンドをステアリングロッドに取り付けたら、ロッドエンドボールを孔にググッと入れます。
ラジオペンチを使用すれば、簡単に入ります。
ステアリングロッドを、ナックルアームとサーボに取り付けます。
これで、フロントアクスル部が完成しました!(喜)