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模型大好き!~情景家・櫻和春のジオラマ製作 / ラジコン製作

 

タミヤ・ハイラックス・ハイリフト ~ラジコン製作記

ラジコンの初外車となった韓国のGmade(ジーメイド)社製のSAWBACKに続き、アメリカのAXIAL(アキシャル)社製のSCX10を立て続けに2台製作しました。

合計で3台クローラー(クロカン)を製作してくると、そろそろ〆のキットを作りたくなってきました。

「〆にふさわしいラジコンは何かな」~と考えれば、すぐに答えは「ハイラックス」になるんですよね~(笑)

昔のタミヤ・ハイラックス4WD(当時価格33,000円)が櫻のハイエンドラジコンとしてしっかり頭に焼き付けられているんです。

でも、「ハイラックス」のクローラー(クロカン)は、タミヤだけではなく、RC4WDというアメリカのメーカーから「Trail Finder 2」というラジコンが発売されていて、その足回りのよさから、YouTubeなどでもかなり賑わっている様子で、迷ってしまいました。

迷っていた理由は主に次のところです。


●RC4WDの「Trail Finder 2」は、ボディの形状は紛れも無くトヨタ・ハイラックスであるにもかかわらず、トヨタからライセンスを取っていないため、ハイラックスと銘打っていない。
(櫻としては、コンプライアンス上の問題も気になります。ノーライセンスは何か嫌なんですよねぇ。)一方タミヤの「ハイラックス・ハイリフト」は、トヨタのライセンスも取得しているし、タミヤの「ハイラックス」というのは、何より櫻にとっては憧れのラジコンであること。

●RC4WDの「Trail Finder 2」の動きはとても素晴らしい。少し手を入れれば本格クローリングも楽しめるが、タミヤの「ハイラックス・ハイリフト」はもともとそういうところでの走行は想定しておらず、3段変速トランスミッションやマルチファンクションユニットで大人の贅沢を味わう走行を主軸としている。
(櫻は岩場でもどこでもガンガン走行できるところに魅力を感じます。でも3段変速トランスミッションもかなり魅力がある。)

●RC4WDの「Trail Finder 2」のボディ位置は櫻の理想のハイラックス像とピッタリ重なっている。それに対してタミヤの「ハイラックス・ハイリフト」はボディ位置が目玉が飛び出る程高いところにある。タイヤとボディが離れすぎていて、櫻が標準と思っているタミヤの初代ハイラックスのボディ位置には程遠いところにある。


この中で、最も気になっていたのは、”ライセンス”と”ボディの位置”です。本当は総合的に「Trail Finder 2」に軍配が上がりそうだったものの、「やっぱりライセンスを取っていないのはトヨタに失礼じゃないか」とどうしてもそこが嫌だったんです(じゃあSAWBACKのJeepは?って突っ込まないでくださいね(笑)。でも、タミヤ「ハイラックス・ハイリフト」のボディ位置はないよなぁ、と。

で、結論としてはタミヤのハイラックス・ハイリフトにすることにしました!

考えてみれば、タミヤのハイラックス・ハイリフ トで気になっているのはボディの位置だけ。ってことは、そこだけ何とかすればOKでしょ、ってことです。散々迷ったものの、決定的な理由付けは、かなり浅~いところ、しかも感覚的なところで決まってしまいました(笑)趣味の何かを選ぶってそんなもんですよね?(汗)

ということで、今回のタミヤ・ハイラックス・ハイリフトの製作では、できるだけパーツを加工しないでボディ位置を下げること!が命題となりました。さてさて、どうなることやら。

それでは、タミヤ・ハイラックス・ハイリフト製作のはじまり、はじまり~。
タミヤ ハイラックス・ハイリフト

タミヤ・ハイラックス・ハイリフト製作記 その1(トランスミッションの組み立て)



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 外箱 届きました!タミヤ・ハイラックス・ハイリフト!

2007年11月発売ですから、発売から、ちょうど7年経過してやっと入手したことになります。

もちろん発売日前から気になるキットではあったのですが、このボディとタイヤの間にある広大な(笑)空間がどうしても気になって購入には至らなかったんです。

今回は、知恵を絞ってボディを下げましょう。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 箱の中身 早速箱を開けるとプラスチック部品がいっぱい!

トヨタ・ハイラックス・ハイリフトの絵が描かれた箱が気になります。

昔のキットならブリスターパックとこういった箱が必ずあったんですけどね~。

箱があるだけでも嬉しく感じてしまうご時世になってしまいました。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ パーツの入った小箱 箱を取り出してみると、これがかなり重たいんです。

サーフボードの絵が何気に描かれていますが、櫻はあまり興味がありません(汗)

クローラーやクロカンは、やっぱり山のイメージなんですよねぇ(軽く防水仕様にはしますけれど)。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ パーツの入った箱の中身 箱を開けるとこんな感じ。

プラスチックのギヤが目立ちますが、その下には金属パーツがいっぱい。重たい理由はその金属パーツでした。

ネジロック材も懐かしい感じ。

このデザイン、櫻が数十年前にワイルドウイリスを作った時に使用したものと変わらないように思います。

でも全然古臭く感じないのはタミヤはやっぱり凄いなぁと、ちょっと感動。

ところで、画像に写っているギヤの中で、組立説明書上は使用しないギヤがあるのですが、今回、これがタミヤ・ハイラックス・ハイリフト製作の主役と言っても良いほど重要なパーツになるとは、この時は思いもよりませんでした。
(大袈裟なんですが、本当なんです!)



組立説明書 1 ギヤシャフトA タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 1 ギヤシャフトA いてもたってもいられず、夜も更けているというのに早速組み立ての開始です(笑)

まずは、シフトチェンジできるギヤボックスを作っていくんですね。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ Eリングを留める Eリングを留めるのはもうお手のものです。
最初の頃は十分に入っていなくて、入ったと思った瞬間どこかに飛んでいくっていうことがありました。

そんなことも想定されてか、Eリングは結構余りのパーツがありました。タミヤの親切心は昔から変わっていませんね。

ちなみに、少し前に作ったSCX10は、ビス類も結構ちょうどに入っていて、余りは少なかったです(不足がなければそれはそれで良いんですけれど(笑))。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ギヤシャフトAの完成 といことで、ギヤシャフトAが完成しました。
Eリングを留める位置と、留める順番が重要です。



組立説明書 2 ギヤシャフトB タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 2 ギヤシャフトB こちらもシフトチェンジ用ギヤシャフトの組み立てです。

タミヤ・ハイラックス・ハイリフトは、定価が45,000円(しかも税抜きで!)もする高級ラジコンの一つですが、標準の軸受けのほとんどはメタルパーツなんです。

でも、ギヤボックスなんて、組み立て後に分解してベアリングを入れて組み込み直しをするのは大変なので、最初からフルベアリングにしてしまいます。

しかし、ベアリングは安くなりましたねぇ。

ワイルドウイリスに入れる別売のベアリングはたしか4個で2,000円だったと思います。

このフォード F-350 ハイリフト フルベアリングセットは、40個以上入って定価が3,800円です。企業努力もあると思いますが、日本の究極的なデフレを感じてしまいます。

いや、安くて助かるんですけれど(汗)



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 瞬間接着剤 ベアリングの話をしてすぐで申し訳ありませんが、この部分はベアリングではなくてメタルパーツを使用します。

組立説明書には、瞬間接着剤で固定するように指示がありました。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 瞬間接着剤で1260メタルを留める ということで、 瞬間接着剤で1260メタルを完全に接着しました。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ギヤシャフトBの完成 ギヤシャフトBの完成です。

色や質感は別として造形として本物っぽくてカッコイイです!

これをカッコイイと感じない人ももちろんいらっしゃるのでしょうけれど。というかそういう方の方が多いですねきっと(汗)



組立説明書 3 ギヤボックスプレート タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 3 ギヤボックスプレート 右にあるのがシフトチェンジする際にギヤを左右に動かすメタルパーツです。シフトフォークと言うそうです。

ギヤボックスプレートはなんとなくこぐまちゃんみたいですね(汗)



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ギヤボックスプレートAにプレートステーを取り付ける ギヤボックスプレートAにプレートステーを取り付けたところ。

こぐまちゃんの腕が伸びたみたい・・・



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ シフトロッドにシフトフォークを取り付ける シフトロッドにシフトフォークを取り付けました。

ここも組み立てる順番を考えてEリングを入れていかないと後でハマリます。



組立説明書 4 ギヤシャフトの取り付け タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 4 ギヤシャフトの取り付け ギヤシャフトA(中央)、ギヤシャフトB(下)とシフトロッド(上)を取り付けます。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ギヤシャフトの取り付け完了 ギヤシャフトの取り付け完了!

う、美しい・・・って思うのは櫻だけですか?(汗)



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ギヤシャフトの取り付け完了2 ”美しすぎるトランスミッション”のアップ。



組立説明書 5 ギヤボックス タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 5 ギヤボックス 美しすぎるのですが、樹脂カバーで覆ってしまいます。

なんか勿体無いな~。

ギヤボックスがクリアパーツだったら面白かったですね。

でも、グリスなんかですぐに見えなくなってしまいますかね。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 文字通りギヤボックスになってしまいました。

あの美しいギヤ群を見ることは、この先メンテナンスをするまではありません。



組立説明書 6 ファイナルギヤの取り付け タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ 組立説明書 6 ファイナルギヤの取り付け 美しいトランスミッションに別れを告げ、次へと進みます。

動力を前後のドライブシャフトに伝達する部分です。

なるほど、ギヤとしては確かに”ファイナル”の仕事を果たすことになりますね。

もし、このギヤがスペアパーツでメタル製のものがあったら飛びついてしまうんですが、海外含めてタミヤのハイリフト系はサードパーティのパーツがとても少なく、このギヤはもちろん、アップライト(ナックル)なども、櫻が探した限りではありませんでした。残念。



タミヤ ハイラックス・ハイリフト製作記 ~ ファイナルギヤの取り付け完了 ファイナルギヤを取り付け、樹脂カバーも取り付けました!

何となくワイルドウイリスのギヤカバーに似ていて愛着の沸く形です。

次の頁は、 タミヤ・ハイラックス・ハイリフト製作記 その2(シャーシの組み立て・ボディを下げる策の失敗)

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ラジコン製作記



ラジコン完成画像



ラジコン走行動画

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