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模型大好き!~情景家・櫻和春のジオラマ製作 / ラジコン製作

 

1955年(昭和30年)トヨペット・クラウン製作記
1/32オーナーズクラブ・アリイ(マイクロエース)

ウェブサイト公開第一弾は 1/24ではなくて 1/32で行きます!マイクロエース(旧アリイ)の1955年(昭和30年)トヨペット・クラウン(1/32)です。クラウンのキャッチコピーに「いつかはクラウン」というのがありましたが、「いきなりクラウン」になってしまいました(笑)
ま、あのキャッチコピーは120系のクラウンなので、いいですよね。。

今回のプラモデルキットは、 アリイ(マイクロエース)から発売されている1/32オーナーズクラブ '55トヨペット・クラウン(初代クラウン)です。2個分のキットを使ってリムジンに改造します。'55トヨペット・クラウン(初代クラウン)は風格のあるデザインですから、リムジンにしてもきっと似合うに違いありません。
マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32)

製作記 その1(ボディとシャーシの形成)



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) 箱絵 まずは外箱の画像です。

'55トヨペット・クラウンを所有している パイロットを見送る 奥さんと娘さんという設定でしょうか。

クルマは当時 相当な贅沢品ですから、 パイロットの設定は正しいですね。

ただ当時であっても パイロットの家族が 滑走路にクルマを乗り入れるのは 難しかったんじゃないかなぁ。

コックピットからパイロットが 手を振っているように 見えなくもありませんが、
小さくて断定できません(笑)



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) 箱絵 外箱の側面です。

日本語で'55クラウンの解説が 書かれています。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) 箱絵 もう一方には英語での解説です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) 箱の中 箱を開けると丁寧に包装されたパーツが ゆったりと入っています。

箱の容積に随分と余裕がありますね。

1/32ですからパーツ数はかなり少ないです。

雰囲気重視の櫻には気になりません。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) パーツ全景 今回は、アリイ(マイクロエース) '55トヨペット・クラウンの プラモデルキットを2台分用意して リムジン製作を進めます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディ


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディのカット 後部ドアパネルをルーフごとカットして、 もう一台分のボディの中央に継ぎ足す方法で リムジンに仕立て上げます。

方法としてはスクラッチもアリですが、 時間がかかるのと 同じキットのパーツの一部を使えば、 模型的なディティールも壊さないかなと 思っての判断です。

ドアパネルの筋どおりにカットしています。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディのカット2 ルーフのカットはマスキングテープを貼り、 最初はそれをガイドにして カッターで軽く筋を入れます。

あとはその筋を頼りに ある程度力を入れてカットします。

刃先はポキポキとこまめに折って、 鋭い刃で作業すると失敗が少ないです。

何度もケガいてカットする方法もありますが、今回は時間短縮です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディのカット3


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディのカット4 更に時間を短縮するためリューターに 丸歯を付けてカットしました。

カットに限らずリューターがあると 作業が楽です。

ただ、切り口はカッターでカットした場合と
比べるとかなり粗くなるので、 細かいところまで気にしなければ ならない部分には使えません。

あと、この後のヤスリがけの作業は 若干手間にはなりますね。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディのカット5 かなり切り刻まれてしまった '55トヨペット・クラウン。

サイズや形のイメージを考えながら 作業をします。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンっぽくなった マスキングテープでつなげてみました。

'55トヨペット・クラウン・リムジン、 なかなかいいかも!



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ヤスリがけ カットした部分を丁寧にヤスリがけします。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの接着 瞬間接着剤でつなぎ合わせます。

瞬間接着剤が固まったら、 プラリペアで補強します。

外側にマスキングテープを貼り、 隙間の部分にマスキングテープを 爪で少し内側に入れて、
内側からプラリペアを流し込みます。

これは、プラリペアがボディ表面よりも 外に出て固まると、 硬いプラリペアをヤスリで落とす際に とても労力がかかるので、 少し内側でプラリペアを固まるように させるためです。

表面の窪みは、 あとでヤスリがけしやすいパテや、 プラリペアよりは硬さがマシな 瞬間接着剤で 埋めることで、 作業を楽にする工夫です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディ原型 ボディ後方のルーフが 少し足りませんでしたので、 ドナーとなるボディから切り出して 継ぎ足しました。

プラリペアも固まり、 ボディの接着と補強が終わりました。

これが'55トヨペット・クラウン・リムジン の原型になります。

なかなか いい雰囲気です (自己満足です(笑))。

でも、これからの作業が大変です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディ パテ盛り 表面の窪みをパテで埋めていきます。

Bピラーの付け根のような細かい部分や、 窪みが激しいところは 瞬間接着剤を盛ってパテ代わりにします。

窪みが深いところにパテを多用すると、内側のパテの乾燥が遅くなり、 かなり時間(日にち)が経ってから 内側のパテから揮発した溶剤の容積分が ヒケとなって現れてきて、 塗装後に涙を見ることになることがあります。

タミヤのパテ(ベーシックタイプ)を 盛ってからヤスリがけし、 そのあと瞬間接着剤をパテ代わりに使用して、再度ヤスリがけします。

そうすると、あとで再度ヒケてくることは
ほとんどありません。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) シャーシのカット パテを乾燥させている間に シャーシの加工をします。

アリイ(マイクロエース) '55トヨペット・クラウンの プラモデルキットの シャーシは 裏側もシンプルなデザインなので 普通にカットして、 もう一台分のシャーシから切り出したものを つなぎあわせる形にしても さほどおかしくないので、そのようにします。

カットにはホビーソーを使いました。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) シャーシのカット2 '55トヨペット・クラウンのシャーシが 文字通り、真っ二つです。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) シャーシのカット3 シャーシの長さを確認します。

プラバンを仮に接着して2つのシャーシを 固定して長さを測りやすくします (切断された2つのシャーシの間にある 白い板がプラバンです。)。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) シャーシのカット4 シャーシの長さで不足している分を、 ドナーとなるもう一台の '55トヨペット・クラウンの シャーシからカットし、 瞬間接着剤とプラリペアを使って つなぎ合わせます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) クーペ風ボディ 余ったボディとシャーシが もったいないので(笑)、 '55トヨペット・クラウンを クーペ風に改造してしまいます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) パテ盛り2 ドアパネルの厚みが足りないような 気がしたことと、 横に流れる緩やかな曲線が つながるようにエポキシパテで 盛り上げることにしました。

これは、ちょっと不安な盛り方ですね(汗)

時間が無かったとはいえ、 こんなに雑にやっちゃいけません。。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) クーペ風ボディの接着 クーペ風'55トヨペット・クラウンも プラリペアでニコイチにして、 パテやら瞬間接着剤やらでボディを整えます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) シャーシの接着 クーペ風'55トヨペット・クラウンの シャーシは、 プラバンで橋渡しして、 プラリペアで固定しました。

なぜか長さが足りなかったんです。。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディを並べた ここで、ノーマルのアリイ (マイクロエース)'55トヨペット・ クラウンの プラモデルキットのボディを 出して、3台分のボディを並べてみました。

同じクルマなのにそれぞれがまったく違うものに見えるのが面白いですね!


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディを並べた2


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) パーツの塗装 フェンダーミラーやその他金属部分の塗装中。

タミヤカラー・エナメル塗料の クロームシルバー(X-11)を筆塗りしました。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) パテをヤスリで落とす パテが乾燥したので、 '55トヨペット・クラウン・リムジンの ボディにヤスリを入れます。

瞬間接着剤をパテ代わりにした部分は、 結構硬いので、鉄のヤスリを使います。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) バリ取り 一番最初は、400番の紙ヤスリを使います。耐水ペーパーで水研ぎします。 粉も舞い上がらないし、 ヤスリの目詰まりまでの時間も長いし、 作業時間も短くなるし・・・ といいこといっぱいです。

ただ、傷が目立たなくなり、傷消しなどでは
作業しにくい場合もあるので、 いつも水研ぎばかりしているわけでは ありません。

400番の紙ヤスリの主な役目は、 傷やパーティングライン (プラモデル製造の際にできてしまう筋)、 パテの出っ張りを平坦にすることです。

バリは、画像のようにデザインナイフで 取り除きます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディ原型完成 400番の紙ヤスリの処理が終わった '55トヨペット・クラウン・リムジン。

でもこの画像じゃあ、本当に作業が進んで いるかどうかわかりにくいですね。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディ 筋彫り 溝が浅くて消えかかっている所が あちこち見られたので、 ここで一旦 筋彫りをすることにしました。

シャープペンシルのようなものは、 ケガキ針です。

今使っているのはハセガワの 「モデリングスクライバー けがき針(TT-1 )」です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディの洗浄 プラスチックの粉がいっぱい付いているので、 水で洗い流します。

櫻は書道の使えなくなった筆で洗っています(^^;

まだ傷の心配はしなくて良い段階ですので。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディの自然乾燥 洗ったら自然乾燥です。

布で拭くとホコリがついてしまうので ここはじっと我慢です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディが乾いた 乾いたところで、サーフェイサーを吹きます。

ラップの芯に両面テープを貼り付けて、 持ち手とします。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) サーフェーサーを吹く クリアケースの中で乾燥中。

まぁイケルかなぁと思っていても、 サーフェイサーを吹くと、 修正点が見えてきます。

最初に吹くサーフェイサーは、下地というより、修正点探しのためですね。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの修正


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの修正2 やっぱり修正点がありました。

この段階ではまだ400番の 紙ヤスリで修正します。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの細工 ヤスリでの修正が終わりました。

ドアノブの部分を一部カットしているので、 あとで同じ形のパーツをはめ込めるように ピンバイスで穴を開けておきます。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの修正3 いよいよボディ下地の仕上げです。

800番の紙ヤスリをかけて、 400番でつけた傷をすっかり落とします。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディの洗浄再び 再び水洗いして、ヤスリがけで付いた パテやプラスチックの粉を落とします。

筋に入った粉も残らないように しっかり洗います。

そして再び乾燥。

ぐっと我慢して自然乾燥です。 とにかくホコリは大敵です。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディの感想再び


マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) リムジンボディの塗装 サーフェイサーが乾いたら、 いよいよボディの塗装開始です。

'55トヨペット・クラウン・リムジンは スタンダードにブラックでいきます。

クーペ風'55トヨペット・クラウンは、 スポーティにイタリアンレッドです。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) クーペー風ボディの塗装 サーフェイサーが乾いたら、 いよいよボディの塗装開始です。

'55トヨペット・クラウン・リムジンは スタンダードにブラックでいきます。

クーペ風'55トヨペット・クラウンは、 スポーティにイタリアンレッドです。



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ノーマルボディの塗装 比較用に製作している 素組みの '55トヨペット・クラウンは、 ホワイトのサーフェイサーを吹いてから あずき色で塗装します。

あずき色は初めて使う色なので とても楽しみです。

(あずき色ってワインレッドと 同じ色だと思いますが、 ここは 時代を考えて あえて あずき色と表記します。)



マイクロエース(旧アリイ)トヨペット・クラウン(1/32) ボディ塗装の乾燥箱 塗料を吹き付けたら、 すぐにクリアケースにしまいます。

ホコリ対策っていうのがメインの理由ですが、
シンナー臭を部屋に拡散させないっていう
役割もあるんです。

次の頁は、製作記 その2(内装の塗装とシャーシの製作)

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に関する各記事の1ページ目に進めます。 Top Page


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