模型大好き！～情景家・櫻和春のジオラマ製作 / ラジコン製作
タミヤ 1/24 キャンパス・フレンズセット のジオラマ制作記
1/24 タミヤ
タミヤ 1/24 キャンパス・フレンズセットのベスパとフィギュアを使用したジオラマを制作します。イタリアのアルベロベッロという地域にあるトゥルッリという建物の間を、ベスパに乗った花嫁とサイドカーに乗った花婿が疾走しているシーンを表現します。
■タイトル：『 ブーケトスはベスパに乗って 』
■ストーリー：
「このブーケは彼女にトスしたいの！」
事情でナポリの式に出ることができなかった親友にブーケトスをするため、パートナーを乗せた自慢の愛車ベスパは爽快に疾走します。
この旅は二人の思い出深い新婚旅行としても生涯記憶に残るものとなるのでしょう。
イタリアはアルベロベッロをイメージしたジオラマです。
ジオラマ制作記 その５（ベスパ、サイドカー、トゥルッリの内外装の仕上げ）
そして、今回のジオラマでなくてはならないブーケの制作です。
ミニネイチャーのお花を先程のフリルテープで巻いてそれっぽい形に仕上げていきます。
接着は瞬間接着剤を使用しました。
ツタ系の植物を作っていきます。
まずは茎部分。
育てていたチランジアのウスネオイデスの枯れてしまった部分を茶色で塗装して使用します。
枯れてしまったのは可哀そうでしたが、ジオラマの一部として永遠の命を吹き込もうと思います。
塗装はエナメル塗料を指につけてぐにゅぐにゅとしておこないます。
泥遊びみたいで楽しいです（笑）
葉はパセリではなく、ミニネイチャーのカエデ系の葉をばらして木工用ボンドで接着しました。
今回この作品はコンテスト向けのものになりそうなのですが、いかんせん時間がありません。
そんな中で迷っていたのが、街灯（玄関灯）のLED化です。
そのままキットを使えば光らないけれど早く出来上がります。
でも、LEDの電灯色で街が照らされたら美しいだろうな、と思ったら居ても立っても居られなくなって覚悟を決めました（笑）
この部分をカットしてしまえばもう後戻りはできません（笑）
こんなふうにLEDをタミヤの既成キットに組み込みます。
塗装前ですが、なかなかいい感じになりました（喜）
建物に穴を開けて、LEDそのものを突き刺す形で固定することにしました。
できるだけ時間をかけずにしっかりと取り付けることができます。
配線もむき出しです（笑）
アルベロベッロのトゥルッリにはこういうのも似合うんですよね。行ったことはないけれど（笑）
塗装もしてみました。
濃い目のグリーン系の塗料が乾いてからつや消しホワイトでドライブラシで質感を高めました。
そろそろジオラマベースを固定します。
底部分に木工用ボンドをたっぷりと塗って、サイズを合わせた額に貼り合わせます。
ベスパとサイドカーも固定します。
具体的にはタイヤに真鍮線を刺して、ジオラマベースにしっかりと取り付ける形です。
前輪は折れやすいので、かなり気を付けて真鍮線を刺します。
丈夫で外れないジオラマは櫻のジオラマ制作のテーマです。
３輪とも真鍮線を刺しました。
大体の位置は決めていますが、微妙に角度を変えては写真を撮って確認することを繰り返して実際に固定する”まさにその場所”を探します。
場所が決まったらマスキングテープで墨出しをします。
あとは真鍮線に瞬間接着剤を付けてタイヤが浮かないように気を付けてベスパとジオラマベース接着させます。
LED用の電池ボックスはジオラマの後ろ側の側面にしまうようにしました。
電池ボックスを入れる空洞の蓋。
少しはみ出すようにしました。
底の部分にフェライト磁石が付いていて外れにくくなっています。
トゥルッリのインテリアとエクステリアの制作に入ります。
これは、壁を這うツタの植木鉢を作っているところです。
アルベロベッロでは地植えはしていないようなので、植木鉢仕様にしました。
砂浜からいただいてきた流木の破片を使っています。
家具などを作っている時間はないので、インテリアはお花が中心になります。
ドライフラワーなんかを作っているシーンなら様になるかなと思い、せっせと花を束ねています。
これもブーケと同じようにミニネイチャーを使っています。
麻ひもを使って束ねられた花束を逆さまにぶらさげるとなんとなくそれっぽい雰囲気になりますね（笑）
流木も取り入れてお花を飾ってみました。
こちらもそこそこイケてる雰囲気が出ているような（笑）
切手との大きさ比較。
1/24スケールのジオラマですが、お花は全般的にオーバースケール気味です。
でも雰囲気が壊れていないので問題なしとします（笑）
ベースの周囲の塗装を行います。
ベースはスタイロフォームを使用していますが、その上にモデリングペーストでそれっぽい感じの模様を付けて乾燥させていました。
ソフトな土系の色を筆塗りです。
確か色はエナメル塗料のバフだっと思います。
櫻のバフ使用率は結構高いです（笑）
円形のベースを載せたフォトフレームの空いている部分の仕上げです。
後ろ側はタミヤ情景テクスチャペイントの土（ダークアース）を塗ります。
電池ボックスの開閉がありますので、あまり厚塗りにならないように気を付けます。
正面は緑系のものを入れたいと思います。
これは、カスミソウのプリザーブドフラワーのお花を一つ一つカットしたものに、接着剤のスーパーフィックスと水を入れてかき混ぜたものを塗って（置いて）います。
スーパーフィックスは乾燥後にテカリが出ないので本当に使いやすいですね。
完成も見えてきて少し心の余裕ができたので、インテリアにもう少し手を入れます。
ビーズが入っていた容器をカットしてガラスの花器に見立てたものにミニネイチャーのお花を入れ、モデリングウォーターをポタッと落とし、生け花を作りました。
既成オモチャのテーブルを塗装したものの上に生け花を載せてみました。
プリンタで印刷した絵を額装したものも飾ってみましたよ（笑）
まぁ、シンプルですけれど、なんとなくお部屋の雰囲気は出たかなと思います。
これで、タミヤ キャンパス・フレンズセットのベスパとフィギュアを使ったジオラマ制作は完了とします（大喜）
次のページからは完成画像が見られます！どうぞ～！！
次の頁は、ジオラマ完成画像 その１（夜の情景・街灯点灯）
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ジオラマ制作記
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- ジオラマ制作記１（ベスパの製作）
- ジオラマ制作記２（ベスパのサイドカーと花嫁の制作）
- ジオラマ制作記３（アルベロベッロのトゥルッリと石畳の制作１）
- ジオラマ制作記４（アルベロベッロのトゥルッリと石畳の制作２）
- ジオラマ制作記５（ベスパ、サイドカー、トゥルッリの内外装の仕上げ）
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